多重債務、一度自己破産したのにまた借金苦

多重債務Q&A:質問

私は、今から10年前に約500万円の負債を自己破産により免責決定を受けました。
その後、借金から解放され生活も楽になりましたが、免責から5年程度経過したころ、勤めていた会社の業績が悪化し職を失いました。
すぐに再就職のための活動をしましたが年齢も50歳を超えていることから、転職もなかなか決まりません。
その間、アルバイトや僅かな蓄えを切り崩し生活は何とか維持していましたが、生活は苦しく、また同時期に実家の父親が入院したとの知らせを受け治療費の一部を負担しなければならず、生活は一気に悪化しました。
その後、ようやく再就職が決まりましたが、父の治療費や子供の教育費等で家賃や公共料金が遅れるようになりました。
過去の経験から二度と借入はしないとこれまで頑張ってきたのですが、背に腹は代えられず金融業者に融資を申し込みました。
幸い融資は受けられましたが、今度はその返済をしなければならず生活費の不足は借入で補う結果となり、今では借入総額は350万円まで増えてしまいました。
私もいつまで働けるか分かりませんし、これからどうやって生きていけばいいのでしょうか。

多重債務Q&A:回答

実は近年、過去に債務整理経験した方からの相談が増えてきています。
キャッシングやクレジットの利用が悪いわけではありません。利用自体はご自身の収入に合わせて健全に利用している限り非常に便利だと思います。
今回のケースは、失業や家族の入院など想定外の出費が重なったことで借入をした結果で、欲求を満たすための目的ではなく、生活を守るため仕方なく借入を繰り返し多重債務に陥ってしったケースで、決して珍しくありません。
このような状況での目標は、いかに早く元の生活に戻せるのかを検討することです。
基本的には、ご自身の収入で生活を維持することは可能だったのですから、負債さえ整理できれば平穏な生活を取り戻すことが出来ると考えました。

整理方針の結論として検討の結果、再度、自己破産を選択しました。
よく一度破産をした人はもう破産できないと勘違いされている方も少なくないのですが、免責を受けてから7年間は、原則免責の制限があるだけで、7年を経過していれば申立て自体は可能です。
ただし、1度目の申立てよりも裁判所としては厳格に判断することになりますので、事前に内容を確認する必要があります。
整理方針としては、自己破産以外でも、民事再生や任意整理などがあります。
状況に応じた整理方針を決定する必要がありますので、まずは現在の状況をご相談ください。

qa
弁護士法人 二見・山田総合法律事務所
タイトルとURLをコピーしました